(5歳児保育室)くんせいをつくってみた。

この春、5歳児が畑でジャガイモを育てていたが、
天候不順か、土との相性が良くないのか、
あまり収穫ができなかった。
ところが、園の保育者のお宅でジャガイモがたくさん
取れすぎたとのことで、5歳児が分けてもらった。
そんなラッキーなことがあったので、それなら
ジャガイモを使った料理をしよう!ということになって、
出てきたアイディアの一つがポテトサラダ。
キュウリや、ニンジン、そしてハムも入っていると
5歳児が言うのだが、その理由はなんと、たむらやさんの
給食に入ってたとか。
野菜のキュウリは畑で育ててるから、ともかくとして、
ハム…これをつくるのは…なかなか難しそう。
私たち保育者がハムを買ってきて、それを切って
入れるのではどうも芸がないし、市販のハムには何やら
いろいろ入っているので、替わりになるものを考えてみた。
ハムの替わりになるもの・・・ということから
思いついたのが豚肉の燻製!(ベーコン的な発想です)
そこで何度か園で実験してみたところ、
ジャガイモとの相性は想像どおりもちろんよいのだが、
燻製したお肉自体がとにかく美味しい!
それならーと、私たちは子どもたちへの提案がてら、
5歳児の目に入るベランダでやってみることにした。
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こういった若干強引な保育者からの提案も、たまには
いいだろう。食いつかなければそれまでだしね。
(燻製の発想はたぶん出てこない…だろうから)
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途中で様子をみる。独特の煙の香りが保育室に入ってくる。
お肉の上の透き通った油もなかなか魅力的だ。
今回はサクラチップを使って、比較的簡単にできる方法。
素材に塩とコショウ、少々の砂糖で作るから、添加物もいらないし、
塩の加減で味も変わるし、なかなかおもしろい。
さて、子どもたちが食べてみた結果、この燻製を
今度のお泊り保育で作って、ポテトサラダの中に
入れることが決まった(好評だったのだ)。
昨年のお泊り保育では、最終日のお昼を自分たちも
つくって食べた。もし、それに似たことを考えるなら、
今回の宿泊先、横手山山頂ヒュッテの手作りパンと
出会って一緒に食されることも予想されよう。
あー!なんてファンタスティックな展開なんだ。
楽しみしかない!

(4歳児)目的のある散歩

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その目的を果たしたい子たちが、お昼ご飯のあとに
前橋公園に行ってみた。
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「コイを見に行きたい」という理由。
(ほんと、見に行くだけだったんだ)
そんな素朴で、何気ないことを実現していくことが
いいなって思ってるけどね。

「UKU」の現場で(こんわく31)

今日のワークショップのイメージが伝えられた。
ところがその後、私たちも想像していなかった遊びが起きる。
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単純だからおもしろい。
ちょっと一緒になってやってみた。
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積み木が少しずつ積まれて、高くなっていくと、
「こっちこないでー!」と、仲間たちが規制線をはった。
それは、マスキングテープで張られた心もとない線。
でも、ここに関係してきた者と、していない者を分ける重要な線。
崩しそうな者は避けられ、この地域に入ることができない。
一方、協力しそうな者、崩さないことを約束した者は、
規制線を超えることができるようだ。
この独特な空間はやがて、緊張感へと変わっていく。
1個を積むその指先が震え、汗ばむ。
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そして、清心ギネスは生まれた!
公式記録:4m3cm
参考記録:4m53cm(*)
(*)積んでいる途中で崩れたため非公式

アーツ前橋で遊ぶ

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近いっていいな。ちょと歩けば来られるんだから。
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砂浜をつくったり。
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暗がりで遊んだり。
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子どものころ、こんな風に過ごしてみたかったな。
(そんなふうに思うことが、けっこうある!
以前は以前で違う良さがあっただろうけど)

(5歳児)藤田さんと遊ぶ

昨年、一昨年と一緒に遊んでいる藤田さん(コンドルズ)。
今年も、園の子どもたちと不定期に過ごす予定です。
身体を動かしたり、音楽に合わせてみたり、
何かになってみたり、ゲーム的に遊んだり・・・
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今年の5歳児の中で話題のジャガイモ、になってみた。
それが切られて、揚げられちゃうところ。
(なんていう設定だー!とか関係なく「なってる」子たち)
■■■藤田善宏さんプロフィール■■■
 ●コンドルズ
 ●CAT-A-TAC

UKU(こんわく31)

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<UKU>
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「今月のワークショップ」、りゃくして「こんわく」
今回は31回目になります。
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こんわく!は清心幼稚園で毎月行っている
子ども向けのワークショップです。
困惑しながら今月もわくわくするワークショップシリーズです。
小学生くらいから参加できます。
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■タイトル UKU
■にちじ 2016年7月9日[土] 13:00~17:00
■たいしょう ずこうやびじゅつなどのじかんではどこかものたりない人(小学生以上)
■もちもの うかぶかどうか、あやしいもの きがえ たおる すいとう おやつ 
■さんかひ 1,500円(材料費、おやつ代、保険代を含む)
■ばしょ 清心幼稚園(前橋市大手町3-1-21)
■もうしこみ FAX=027-233-0114
■メール=info@seishin-gakuen.jp(清心幼稚園)
■企画 中島 佑太(なかじま ゆうた・アーティスト)

ぶらぶらと、

南橘団地へ。
この夏、アーツ前橋で行われる展示の一つがココ、
南橘団地です。
ナカジ(現代アーティスト)が、この団地をテーマに
取り込みながら制作しています。
今日は団地とその近くに住む子どもたちとワークショツプ。
ナカジも、幼少のころこの南橘団地に住んだことがあると
聞いて、やってきました。
いわゆる5階くらいのマンションタイプもありますし、
長屋のようなタイプもあります。
(建て替えられたり、残っていたりしているようです)
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団地横の駄菓子屋さんに懐かしさを感じつつ、
そこにやってきた子どもと絡みました。
突然、「こっち!ヘビが死んでるんだ!」と、男の子に
呼ばれました。着いて行ってみると、彼らの中にスっと
誘われた感じになりました。
(変な人!っていう見られ方じゃなかった!と思って)
団地の公園にまで着いていくと、遊んでいる子たちが
たくさんいて、それもなんだか懐かしく感じました。
公園で子どもだけで遊んでいる風景って
見かけなくなりましたね。学校からの帰り道、
どこかによって、ブラブラ遊んで帰る…って
以前はよくありましたが、いまや絶滅危惧種です。
「どこかによって」・・・
これをみち草とか寄り道っていうのかな?
だけど、それって周りをよく見たり、発見したりするから
できるのであって、「ヘビが死んでるんだ!」ってことも、
そんなセンサーや感覚をもっているからなんだろうな。
あ、でも、ときどきオトナも仕事の帰り道とかで、
みち草や寄り道、ハシゴしているのを見かけますね!
オトナだって、センサーや感覚を働かせているのかな。
ここで展開するナカジの活動は、7/22(金)から
アーツ前橋でご覧いただけます。会期中参加できるものも
企画されるそうです。
(「表現の森 協働としてのアート」)