2019.7.16 | アーツ前橋へどうぞ:山本高之とアーツ前橋のビヨンド20×× 未来を考えるための教室 |
今回の企画展の作家:山本高之さんの作品に協力させていただきました。
2歳児の子どもたちの何人かが園で行われたワークショップに参加しています。
企画展の予告動画と本展で、その様子がご覧いただけます。
ぜひ、アーツ前橋までお出かけください!
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企画展:山本高之とアーツ前橋のビヨンド20×× 未来を考えるための教室
会期:2019年7月19日−2019年9月16日
会場:アーツ前橋(前橋市千代田町5-1-16)地下ギャラリー
協力:群馬大学教育学部 美術教育講座、株式会社すいらん、学校法人清心学園 清心幼稚園、前橋シネマハウス
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アーツ前橋は「創造的であること」「みんなで共有すること」「対話的であること」の3つを活動コンセプトに、コレクションや展覧会、地域アートプロジェクト、学校や福祉施設との協働など、多岐にわたる取り組みをおこなってきました。本展では、アーティストの山本高之とアーツ前橋の学芸員が〈美術〉を通じた学びとは何かを共に議論し、これからの〈美術/美術館〉の役割について考えます。
「教育にはその時代、その地域の大人たちが思い描く未来像が反映されている」と山本は言います。本展で発表される新作《ビヨンド2020 道徳と芸術》では、市民と関わりながら作品制作をおこない、SF映画のような世界観のなかで、教育と未来の関係性が示されていきます。
私たちの未来は、多様な「学び」を通して過去と現在が結びつけられ形成されます。美術を通じた相互的な「学び」の先にはどんな世界が待っているのでしょうか。
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【山本高之略歴】
1974年愛知県生まれ。愛知教育大学大学院修了後渡英。ロンドン大学チェルシー・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザイン修了。小学校教諭としての経験から「教育」を中心テーマのひとつとし、子どものワークショップをベースに会話や遊びに潜む創造的な感性を通じて、普段は意識されることのない制度や慣習などの特殊性や、個人と社会の関係性を描く。近年は地域コミュニティと協働して実施するプロジェクトに多く取り組んでいる。2017年度に文化庁新進芸術家海外研修にてロンドン滞在。
主な展覧会に「ゴー・ビトゥイーンズ展:こどもを通して見る世界」(森美術館ほか2014-2015)、コチ=ムジリス・ビエンナーレ(インド 2016)。近年の個展に「山本高之 Children of men」(アートラボあいち 2017)など。近著に『芸術と労働』(共著、白川昌生+杉田敦編、水声社 2018)がある。